
電車地下鉄を乗り継いで行った先が
歌舞伎座
ふみどんが「せっかく東京まで来たんだから歌舞伎座で今やってる「さよなら公演」見ようよ!」
と言うことで。
ふみどんに連れて来てもらった。道わかんないしぃ。

一幕チケットを買い、夜の部3幕のを後半2本見ることにする。

並んでチケット売出しの順番待ち
18時50分からの売出しに30人ほどが並び、外人さん多い!

その前に歌舞伎座横の小さな蕎麦屋「歌舞伎蕎麦」でそばを手繰る。
歌舞伎座関係者らしきお客も。
蕎麦は・・・まあ そんな話 よろしいやおまへんか

しばらく待っていよいよチケット売出し
一人で何人分も買っちゃあいけないのだ。一人一人前だけ。

本日、夜の部 後半の2本は
「高坏(たかつき) 」
「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべ さと の えいざめ) 」
高坏は30分程度の掌品で、狂言仕立ての舞踊劇。
籠釣瓶は2時間弱の演劇。
どちらも中村勘三郎が主演。

幕の間には皆さん幕の内やら召し上がっている。
ずいぶんと歌舞伎座に慣れているようにお見受けする方々も多く、
そう言う人たちってなんかかっこいい!憧れるー。
写ってないけどわしら夫婦の前の席におばあさまと落ち合って来たと思しき乙女。
そうだなあ、年の頃18・9かな。
大き目のカラフル市松柄の着物に帯の締め方がなんとも着慣れた風で、しかもかわゆい!
誰のひいきか判らなかったが双眼鏡持って舞台にのめりこみ。
うううーーーーむ
惚れてまうやろー!
で、高坏は幕が開いた途端そこは桜満開!そこで勘三郎の「ゲタップ」が!
なにも考えずに軽妙な踊りを楽しむべき作品。
もう一つの籠釣瓶は
ストーリーはここで見て欲しいが「ストーリーで見せる演劇」では決してない。
エンディング見て「なんじゃこりゃ」とみんな思うはず。
筋は「ひどい」
でも、勘三郎や玉三郎が決めてみせる「見せ場」と言うのは見事に存在しており、そこはひたすら「かっこいい」。
一言で言うと人気役者が決めてみせる場面で出来上がっている舞台。
冒頭の場面なんかほんとに見事。真っ暗な会場がいきなり「超明るい」吉原になるのだ。
勘三郎の優しい顔から鬼の顔になる芸、玉三郎の花魁の綺麗さ、仁左衛門の白塗り二枚目浪人。
それを見せる舞台なんです。
前に超リアルな「ベニスの商人」を映画で見たがあのストーリーも「なんじゃ!?こら」だった。
そう言うものなんだろうなあ。
しかし、2時間弱の歌舞伎を1500円、映画一本分の値段で見られるっていいなあ!
やっぱり東京ってこう言う佳さがあるよな。
会社帰りらしい、背広にコート、手には鞄という方もおり、うらやましく感じた。
で、帰宅したのは0時近く。
本日は眠いのだ!
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