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4月2日の最終日にふみどんと見てきた。
この映画は「カティンの森事件」という第2次大戦中に起こった捕虜の大量虐殺事件を題材にしています。
この事件・・・
1940年の春から夏にかけてソ連国内のスモレンスクに近いグニェズドヴォ(Gnezdovo)村近くの森で約4400人のポーランド軍将校捕虜・国境警備隊員・警官・一般官吏・聖職者がソ連の内務人民委員部(秘密警察)によって銃殺された事件。
1989年、ソ連の学者たちはスターリンが虐殺を命令し当時の内務人民委員部長官・ベリヤ等が命令書に署名したことを明らかにした。
1990年、ゴルバチョフはカティンと同じような埋葬のあとが見つかったメドノエ(Mednoe)とピャチハキ(Pyatikhatki)を含めてソ連の内務人民委員部がポーランド人を殺害したことを認めた。
(以上ウィキペより抜粋)
この映画で怖いのは
戦後、ポーランド国内では主犯はナチスだというのを正として
異を唱えるものを処分し
ソ連がやったことがわかる証拠物件(大量にあった)を処分し続けたところ。
こういう隠蔽工作と言論・思想統制は
別に共産主義だからやるってわけではないのだが
カティンで殺された人たちの職種・地位は
ポルポトのカンボジアや文化大革命の中国で
始末された人たちとほとんど同じであり
コミュニズムはこれらの人たちを嫌う、と考えたくなる。
この映画の監督、アンジェイ・ワイダ氏のお父さんもカティンの犠牲者だそうです。

4/11以下追記
今朝の新聞に
カティンの森事件70年追悼式典のため現地へ向かう途中だったポーランド大統領や
カティン事件の遺族、政府高官が乗った専用機がスモレンスク空港への着陸に失敗し墜落、乗客全員死亡との記事があった。
袖触れ合うも他生の縁 ご冥福をお祈りします。