1月読書まとめ

1月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2332
ナイス数:211



野戦病院でヒトラーに何があったのか: 闇の二十八日間、催眠治療とその結果
野戦病院でヒトラーに何があったのか: 闇の二十八日間、催眠治療とその結果感想
図書館本 宣伝文に魅かれた~ 何があったか、は読んでください。飛ばさずにちゃんと読んだが、こういう内容だとどうしても「はずだ」が増えてしまうし、いかんせん記録資料がなくなってるのが多くて著者の考えに都合のいい採り上げになってる感が強い。しかし、確かにサイコパスに、自分こそ正義、奇跡が起こせると思い込ませたらそりゃあなんでも怖いものなしでやっちゃうだろうなぁ。
読了日:01月03日 著者:ベルンハルト ホルストマン


漫画集 かっぱ天国
漫画集 かっぱ天国感想
図書館本 この人の書いた「子守りの合唱」という漫画を幼少時に愛読してまして。黄桜の最初のカッパはこの方の絵です。今の河童はこの方が亡くなったから小島功に変わったもの。河童の可愛さが格段に違う。この本、版は大きいのですが絵がかなり縮小されてる。ペンではなく(恐らく)日本画筆。トロリとした柔らかさ。モノクロなのは水墨だったからでは?なので原画サイズで観たいなぁ。わたしの本箱ではこの本は美術に分類。
読了日:01月03日 著者:清水 崑


新西遊記 (下) (講談社文庫)
新西遊記 (下) (講談社文庫)感想
自本 思わぬ場所から出てきたので。そして下巻から読み始めたのは、どうしても上巻が出て来ないから。面白くてためになる陳老師の歴史講談!ほんとにあちこち話は飛ぶし、色っぽくなったり掴んでは投げだったり、スクリーンに地図やら年表やら映しながら語っていただきたい!この本が出た頃にはまだバーミヤン(中華レストランではない!)の摩崖仏は顔がなくなってはいたが身体は全部残っていた。宗教キチガイのはびこる世界はそいつらがひき起こした末世だ。
読了日:01月04日 著者:陳 舜臣


詐欺師の楽園 (岩波現代文庫)
詐欺師の楽園 (岩波現代文庫)感想
図書館本 以前別の本でこの本を知り興味持ったから。 しかし、文体なのか、リズムなのか、捉え方なのか原因は分からないが、どうにも何かが邪魔で文章に入り込めませんでした。著者の名前は結構前から知ってて興味持った一つはそこなんですが、もう読まないと思う。「博識」が多過ぎたのかもね
読了日:01月08日 著者:種村 季弘


招き猫百科
招き猫百科感想
図書館本 飾ってあるのを見て 大判でほぼ写真ばかりですが面白かった~ 昔の張り子のは素朴な顔つきで佳い。今の「可愛い狙い」の顔のやつは化学調味料山ほどぶち込んだ味みたいでゲー。久谷の全身金彩凄い。提灯が招き猫っていいわぁ。目呂二の縁福猫は3代目の笑顔が一番。p167の釈迦三尊は凄い。ますむらひろしのヒデヨシ招き猫は以前グッズとして販売されてるのを見たが持ち合わせが少なく買えなかった。やっぱり欲しいなー。しかし、私は犬派なのだわ、あしからず。
読了日:01月09日 著者:


猫から出たマコト
猫から出たマコト感想
図書館本 登録忘れてた 赤瀬川ファンなので ネコ好きな人向けの本かと。佳い写真が多いです。ネコが写ってても凄く小さく、とか全くネコいない写真があったりで、今流行りの「ネコもの本」ではないです。私も別にネコ好きではないし。犬の方がバカでかわいいし。その意味でp45の言葉「町としてはほどほどに、猫の子一匹いないよりは、やはりいた方がいい」。この言葉が好きです。
読了日:01月18日 著者:赤瀬川 原平


大津絵―日本民芸館所蔵
大津絵―日本民芸館所蔵感想
図書館本 書架で 鬼の念仏とか鬼の行水とかが好きだったので。そしたらこれって「道徳的お言葉」の絵なのね。もっとひねった頓智的画題かと思ってたのにぃ。中山道・東海道の宿場は沢山あるがなぜここで絵の土産?やっぱり近くに石山寺があったからなんでしょうね。お寺にも寄って、土産に仏画買って帰る人が多かったのかなと。この本ではそういう「なぜ?」に応えてくれる文章はない。やっぱり、鬼の手ぬぐい買おうかなぁ。
読了日:01月26日 著者:


質問絵本 (GOMI TARO WORK SHOP)
質問絵本 (GOMI TARO WORK SHOP)感想
図書館本 五味ファン まるで最近流行りの性格診断のような趣の絵本ですが「答え」は書かれていません。絵はいつもの五味さんの(私の好きな)絵。ちょっと滑ったのではないか?と思ってしまった。
読了日:01月26日 著者:五味 太郎


ユダヤ人の歴史〈上巻〉
ユダヤ人の歴史〈上巻〉感想
図書館本 ユダヤ差別の最初の原因が知りたかったので。正直8割くらいしか読めなかった。ページ多い文字ギッシリ!中世まで行ったところで、この先は「いじめ」が続くだけなので中止。差別の原因はアブラハムの一神教が他の宗教を馬鹿にしてた、他宗教信者を非人間扱いしてた(利子取っても構わない)、頭の良さを鼻にかけてた、などらしいね。なんだかなぁ。女性蔑視も普通にあって「男女がそれぞれ強姦されようとしていたら、男を先に救え」には驚いたが、宗教に拘らず普通だったんだろうな。ISの古代版だわ。
読了日:01月28日 著者:ポール ジョンソン


月岡芳年 妖怪百物語
月岡芳年 妖怪百物語感想
図書館本 浜松の美術館で以前やった特別展に行かなかったのが悔しくて。明治に入ってから描かれた男の神様とか黄門様は写実というよりバタ臭く、カッコよい。西洋画からの影響?相撲で化け物仁王がサイドスープレックスで顔から地面に叩きつけられているけど、これは立てませんね!そのときの化け物阿弥陀如来の顔はいくらなんでも崩れ過ぎ。宮本無三四は精悍!舌切り雀の大きいつづらから出てきた妖怪はよく見るとカワユイ、愉快。殆どの絵は大きくて見易いのですが、小さい方の絵は詳細が飛んじゃってるのが残念。仕方ないけど。
読了日:01月30日 著者:日野原 健司,渡邉晃


川瀬巴水 決定版:日本の面影を旅する (別冊太陽 日本のこころ 252)
川瀬巴水 決定版:日本の面影を旅する (別冊太陽 日本のこころ 252)感想
図書館本 ちょっとファンなので 文は殆ど読まず絵を観るのを重点に。やっぱり好きです。特に画題が夜・雪・雨はたまりませぬ。絶筆の平泉金色堂は絶筆と知らずにいきなり好きな絵になりました。雪明りたまらん。雪に暮るる寺島町、尾州亀崎、月島の雪、大宮見沼川、雨の大宮、越後小千谷、塩原畑下。スポーンと抜けた青空に緋鯉の鯉幟も気持ちよい。なんかポスター、カレンダーっぽい、デザイン重視的絵も結構多いんだね。駒形河岸とか。
読了日:01月31日 著者:

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