5月の読書メーター読んだ本の数:11
読んだページ数:3070
ナイス数:136
黒いヒマラヤ (1964年)の
感想図書館本 著者ファン 著者検索 S39初版S484版 私の就職はS49年 流行ってたんだなあ。ちょっと社会派めいた推理もの。インド・チベットに接するネパール東端の村(割と大きくホテルまである)が舞台。中国が人民開放と称して隣のチベットを乗っ取った頃。そういう感じの連中が沢山出て来る。テンポが優先の今の作品群と感覚が違うのでのめり込むところまで行かなかった。本の汚れがひどいせいもあったけど。しかも関係者多くなかなか複雑。結末は・・・あっと言うほどではなかったです。社会派推理小説の限界ですかねえ。
読了日:05月04日 著者:
陳 舜臣ジャックポットの
感想図書館本 新刊案内で 少しだけ順番待ち ジャックポット:「鈍感さの感染と無関心の感染と自暴自棄の感染と楽天による底なしの楽天性・・の感染」言葉の迷宮、凄い。花魁櫛:エンディングの奥さんが可愛い。縁側の人:P205のくだりはかなりよく分かる感覚。白笑疑:最後の一言、効いた!初期の「~の未来」にあったミュータントの乾いた言葉とは全然違う。 とは言え、著者の方か私の方か原因の所在は不明だが50年前のようなワクワク感がしない。どっちも年とったからなあ。でも、きっと次の新刊出たら読むと思う。
読了日:05月06日 著者:
筒井康隆いつか出会った郷土の味 - 夢枕獏 -の
感想図書館本 新刊案内で 予約してちょっと待った。獏さん、別の道を模索してるようだけど、少し心配。全国美味いものガイドに近い。写真ではなく絵。一番好きな絵はp27アラスカサーモンの焚火に突っ込み焼き。焼ムラがとても旨そう。お試し宅配してみたいのは「薄垂惣酢」「柚子ジュレトマト」「リモンチェッロ」「梅ジェンヌ」 獏さん落ち着け!
読了日:05月10日 著者:
夢枕 獏オロチョン族のシャーマン (Academic series new Asia (32))の
感想図書館本 シャーマン検索 「!?」多い 大興安嶺オロチョンの薩満には「八百万の神々の神殿」「女性薩満の方が多く優れている」と考えられている。薩満は自分に狐仙神を憑けて医療巫術をする。キツネ付きの元か?神棚に神々の絵や像を飾って季節の祭りをするが、そこには狐仙神は含まれない。季節祭で薩満の巫的踊りが終わると薩摩や祭参加者は獣の血を飲む(酒ではない)。太陽と月は女神。太陽神には8個の円と8本の足が描かれる。(八咫鏡の八?)クマはヒトが変じたもので他の動物とは違う。20世紀北海道にいたのはオロチョン族ではない。
読了日:05月11日 著者:
王 宏剛,関 小雲江戸の美 きものデザインの
感想図書館本 書架で 眼休めに 戦国時代風袖の小さな「小袖」いいなー 娘に買ってやりたい気がするが・・・ とりあえず黙っていよう・・ 小袖って総称なのか。振袖でも小袖!背に紋があったり(笹鶴模様帷子。しかもなんだこの紋は!?)。なんと4つ紋(蝶菊模様小袖)!?前が左にだけ紋ついてる!いろいろあってよかったんだな、昔は。こうでなきゃいかんって誰が決めたんだ!?武士の真似して得意がる奴らか?
読了日:05月12日 著者:
司書はひそかに魔女になるの
感想図書館本 書架で偶然 1章がとても短いエッセイが150ほど。東日本震災直後の石巻新聞が手書きの壁新聞だった話や、速読の話。後者は、これを得意にしてる連中に感想文を書かせてみれば(粗筋を書いて感想と言ってる連中は不合格)速読の効果のいかなるものかが判ると思う。震災前の南相馬市図書館の自動貸出システムはいいなぁ。この本で紹介してた児童図書を4冊、図書館に予約した!
読了日:05月17日 著者:
大島 真理赤ちゃんは魔女の
感想図書館本 「司書は***魔女になる」シリーズで紹介されてて、赤ちゃんが可愛かったので。絵は高橋由為子さんで、赤ちゃんと6人のお姉ちゃんの年の違いを体型と顔のパーツのばらつき加減で描き分けてる。シンプル。ドンピシャ。プロ。絵師さんは病気したらしいがこれからも頑張って生きて欲しい。後書きによると、ある仕掛けのために7人の名前を原典とは変えたとのこと。魔女も「ちょっと変わってるけど普通の子」と感じる一家の心が嬉しい。
読了日:05月21日 著者:
ビアンカ・ピッツォルノやんごとなき読者の
感想図書館本 「司書は***魔女になる」で紹介してたからシリーズ。児童図書と思ったが、漢字に一つもルビがないので高校生レベル以上かも。エリザベス女王を主人公の創作「読書」物語。陛下は人気あるものねー。ロンドンオリンピックの時の来賓登場シーンは、イギリス的ブラックユーモアの傑作だったし、人気あるなー!と感じたものです。この物語の陛下も、エリザベスおばあちゃま・陛下で、セリフの日本語訳もいかにも高貴なおばあちゃま。「!!」と、驚愕する結末!私も「作品にナイーブに、素直に反応する」読者でいたいと思う。
読了日:05月24日 著者:
アラン ベネット珍説愚説辞典の
感想図書館本 書架で発見、立ち読みで面白かったので借りたがさすがに750頁も読めず、500頁で飽きた。プリニウスからWWⅡ後の現代までの欧州人による様々な論(発言者・発表先あり)を掲載。当時の学者・政治家・宗教者による有色人種&ユダヤ蔑視・女性卑下がやたらに多い。日本については1888年に書かれていてどうやら直接日本人に接触してるようだ。勿論サル扱い。意外なことに中国は単独項目で扱われてない。面白くもない正当な評価ばかりだから採りあげなかったか?
読了日:05月26日 著者:
J.C.カリエール,G.ベシュテル,高遠 弘美オックスフォード物語―マリアの夏の日の
感想図書館本 「司書は***魔女になる」で見つけたシリ-ズ WWⅡ後まもなくのイギリス?絵は日本人(やや児童書意識し過ぎな)。物語のリズムが翻訳のせいか私に合わないけど、伏線につながったところは「おっ!」と思えた。イギリススパイものにもありそうな感じ。訳文が少々古めかしくて、そこだけでも見直したら今でも人気出そう。
読了日:05月27日 著者:
ジリアン エイブリーフォスターさんの郵便配達の
感想図書館本 「司書は***魔女になる」の紹介見て。全部読んで気付いた。表紙絵は内容に合わないと思う。もっと貧乏。後書き頁に原書の表紙写真出てるが漁船と漁師のモノクロ。その方がより近い。物語は、貧しい漁師の子を軸に進むが、後半一気にサスペンスものに!イマヌエルとポルトガル兄弟の関係がどうも分からん。フランコ独裁政権時代でWWⅡ終戦からあまり経ってない時代らしき空気や大西洋に開けた小さな漁師町の寂しい感じがモノクロ南欧社会派映画の雰囲気で好き。
読了日:05月30日 著者:
エリアセル・カンシーノ読書メーター
昔のサロコンの演奏が聴ける「サロコン選」はこちら⇒https://salocontama.hamazo.tv/
(全曲聴けます)次の分は6月中旬を目途に編集中です!
懐かしい顔が見たかったら、サロコン歴史資料館へ!目次です⇒http://solocon.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/no2701317_3fd2.html